お酒の席では上手にコントロールを

お酒で乾杯

3月21日でまん延防止等重点措置が解除されましたね。

年度末ということもあって、ずっと制限されていた送別会や歓迎会などの会が開かれたり、桜の季節でお花見に行く機会もあるかもしれません。

今までずっと会えなかった友人、知人、会社の人たちとの付き合いも戻ってきてお酒の席も増えそうです。

ビール腹という言葉があるくらい、お酒を飲むと太ってしまうイメージがあるかもしれませんね。

ということで、今回はアルコールのお話です。

アルコールだけでは太りにくいですが…

アルコールは、糖質やタンパク質に比べるとカロリー自体は高いのですが、お酒自体には栄養素が含まれていません。

また、熱として分解されやすく蓄積されにくい性質があります。

だからお酒は飲んでも太りにくいなんて話もあります。

が、お酒はアルコール分だけでできているわけではありませんよね。

例えば、ビールや日本酒、ワインなどの醸造酒は、ベースとなる麦やお米、果物などが残っている状態です。

さらに、ジュースなどで割ったりすると糖分などを一緒にとることになるので、アルコール分とは別の糖質などを一緒に摂ることになります。

アルコールは太りにくいかもしれませんが、お酒には太りやすい種類があるということを知っておいてくださいね。

アルコールは食欲を増進させる

では、なぜお酒の席が多くなると太ってくるのでしょうか。

実は、アルコールには食欲を増進させたり、満腹感を感じにくくするなどの作用があるんです。

例えば、居酒屋に入ると「とりあえずビール」とかコース料理や会席料理の最初に食前酒が出たりしますよね。

ビールやワインには、「アペリティフ効果」と呼ばれる食欲を増進させる効果があり、食事を楽しむための下準備的な意味合いがあります。

また、ある実験ではアルコールを摂取すると食べ物に対して脳が活発に反応するという報告があり、アルコールによって脳も身体も食べることに対して準備万端ということになるようです。

加えて、酔ってしまうと満腹感を感じるための満腹中枢が麻痺してしまいます。

お腹がいっぱいという感覚が鈍くなるので、なんとなく食べ続けたり締めのラーメンなんてことになってしまうわけですね。

さらに、お酒の席のおつまみは、脂っこかったり、塩分が強いなどお酒が進むような物が多くあり、日頃我慢している反動とお酒の力で、ついついいっぱい食べてしまうなんてことになりかねません。

気がつけば、アルコール以外にかなりのカロリーを摂取していることになってしまうので、お腹周りがいつのまにか膨らんでくるなんてことになってしまうわけですね。

まとめ

長いステイホームのストレスもあって、気持ちも開放的になりお酒も美味しくなってくると思います。

もちろんストレス発散は大切ですが、上手に食べる量などコントロールしてくださいね。