トレーニング、その前に
- トレーニング
- 2022/04/08
- 2022/04/08
筋肉にフォーカスした芸能人が増えたり、筋トレYoutuberが続々登場!
コロナでステイホームが推奨されるようになって、自宅でのトレーニングを始める人も増え、トレーニング人口も増えてきていますよね。
でも、同時に身体を壊す人も増えています。
健康にいいはずのトレーニングで何故か怪我をしてしまう。
今日は、トレーニングをする前に気をつけてほしいことです。
使われる筋肉は発達する
最初に筋肉の特徴をおさらいしておきましょう。
筋肉は、本来筋肉が持っている力以上の力がかかった時に発達します。
これは、瞬間的な力だけでなく継続的な力に対しても同じです。
逆に、使われなければ廃用性筋萎縮と呼ばれる筋肉がやせ細っていく状態になります。
日常生活の中では、筋肉が大きく発達することもないですが、やせ細っていくこともないですよね。
これは、生活という中で身体を動かしているからです。
通勤で歩いたり、階段を上り下りしたり、電車に駆け込んだり、休日には遠出をして歩いたりなんてこともありますよね。
こんな風に日々身体を動かしているから筋肉が萎縮しにくくなっています。
このように身体の筋肉は日常生活の中で動かされることで発達したり、現状維持したりしているのです。
姿勢が悪いと起こる偏り
例えば猫背だったり、反り腰だったり、O脚だった場合はどうでしょうか。
日頃から猫背の人は、頭を支えるために首周りに力がかかったり、背骨を支えるために背中周りの筋肉に力がかかったりします。
そうするとよく使われている首周りだけが発達したり、背中の筋肉が固くなったりしていしまいます。
また、骨盤周りにも同じように力がかかって必要以上に発達した部分と使われないために機能が衰えてしまっている部分ができてきます。
このように身体の筋肉は、姿勢の悪さや動きのクセなどによって偏りが発生します。
強い筋肉は使われてより発達する一方、使われない筋肉は弱くなってドンドン衰えていきます。
このバランスの崩れが、さらに姿勢を悪化させたり関節の動きを不安定にさせるようになります。
トレーニングで怪我に発展
日常生活の範囲であれば、自分の体重や日頃持っている荷物程度なので、ずっと同じような負荷を支えるために発達したバランスでなんとか保つことができます。
しかし、いつもと違う負荷がかかると問題が起こり始めます。
いつもより重い荷物を持った、いつもよりも長い距離を歩いた、いつもよりも長い時間移動をした時などに膝が痛くなった、腰が痛くなったなどの経験はないでしょうか。
筋肉痛のような痛みであれば良いのですが、そうではなくて熱を持っていたり、腫れるなど明らかに炎症のような症状が出ることがあります。
これらは、いつもはなんとか支えられているバランスに必要以上に負荷がかかることで、より強い力が関節などにかかったためです。
そこにウェイトをかけて頻繁に力をかけるとどうなるでしょうか。
そう、強い力がかかって関節などに怪我をする可能性が出てきてしまうわけです。
トレーニング習慣がない人が、トレーニングで怪我をしてしまいやすい原因になります。
トレーニングをする前に
もし、健康や体力作りのためにいつもはやらないような運動やトレーニングを始めたいと思うのであれば、まずは、身体のバランスが崩れていないかに充分注意をしてください。
姿勢が悪いなど日頃から気になっている人は、特に要注意です!
ストレッチなどで固くなった筋肉を緩めたり、身体の動きをしっかり修正するようにしてくださいね。
また、運動量が極端に減少してしまっている人も筋力が低下してバランスが崩れている可能性があるので気をつけてくださいね。
身体のバランスが整うだけでも、使っていなかった筋肉が発達して代謝が上がったり、ボディラインが変化するなんてこともありますよ。
まとめ
せっかく頑張ろうと思っても、怪我をするとモチベーションも下がってしまいます。
まずは、メンテナンスをしっかり行ってくださいね。