大盛りは程々に…。
- 食事・サプリ
- 2022/02/07
- 2022/02/07
大盛り無料という言葉についついご飯やパスタなどの炭水化物を摂取しすぎていませんか?
今回は、栄養の性質についてのお話です。
栄養素は、それぞれ異なる
ダイエットと言うと
消費カロリー>摂取カロリー
にして、収支をマイナスにすれば良いというのはダイエットをしたことがある人なら知っているのではないでしょうか。
確かにその通りなのですが、ではカロリーさえ気にしていれば問題ないのかというとそうではないんです。
近年は、PFCバランスという言葉があるように
P:タンパク質
F:脂質
C:炭水化物
という三大栄養素のバランスが大切だということは一般的になってきましたよね。
では、なぜこのバランスが必要なのかというと、それぞれの栄養素が消化されていく中で、別々のものに変わるからなんです。
腸で吸収されるまでに、様々な消化酵素などの働きを経てタンパク質はアミノ酸に、炭水化物はブドウ糖に、脂質は脂肪酸になります。
つまり、炭水化物をとってもアミノ酸にはならないということなんですね。
また、身体の中では合成できないアミノ酸があり、これらは食事として摂る以外の方法がありません。
なので、食事の中のタンパク質が減少すると体内ではアミノ酸が枯渇することになってしまうんです。
タンパク質は、皮膚や筋肉を始めとする身体を構成する要素であり、髪や爪でさえタンパク質がベースになっています。
食べないダイエットをすると皮膚が荒れたり、髪の艶やコシが無くなったり爪がもろくなるのはこのためなんですね。
炭水化物でお腹を満たすと
大盛りが無料とかになると、ついつい炭水化物でお腹を満たそうとしてしまいますよね。
お腹いっぱい食べたいという気持ちもわからなくはないですが、炭水化物に偏った食事になりやすくなってしまいます。
また、炭水化物は血糖値の乱高下を起こしやすいため、空腹感を感じやすいというデメリットもあります。
しっかり食べたのに、なんだか小腹が空くなと言う時は炭水化物が原因かも知れませんよ。
さらに血糖値乱高下は、血糖値スパイクと呼ばれ血管にダメージを与えると言われています。
大量の炭水化物を食べる、早食いする、加齢などで血糖値をうまくコントロールできずに起こってしまい、気づかずに血管にダメージを与えてしまうかも知れないので注意してくださいね。
まとめ
食事は、身体を作る元です。
とはいえ、10品目とか30品目と言われてもなかなかハードルが高いですよね。
なので、忙しくて食事がおろそかになってしまいやすい時でも、大盛りでお腹を満たすのではなくサラダや納豆、豆腐などを1品足すなど、食事のバリエーションを少しだけ気にしてみてはいかがでしょうか。