姿勢からポッコリお腹を改善(その2)
- 身体ケア
- 2017/06/30
- 2019/06/19
胃のあたりや下っ腹がポッコリと膨らんだり、お腹全体がなんだか風船みたいなんて悩んでいませんか?
頑張って腹筋運動をしたり、ダイエットして体脂肪もそんなに高くないのになぜかポッコリと膨らんでいるお腹、実は姿勢からきているかもしれませんよ。
そんなポッコリお腹が気になっている方に、姿勢別のポッコリお腹改善法を3回に分けて書いていきます。
第2回目は、スマホ型ポッコリお腹です。
スマホ型ポッコリお腹
スマホ型ポッコリお腹は、スマートフォンを使用しているときに起こりやすい姿勢に近いことからこのように名付けました。
このタイプはスマートフォンなどを見るために長時間下を向いている状態で、首を固定するしていることから、バランスを取るために起きるようです。
ストレートネックの場合も多く、女性だけでなく意外に男性にも多いですね。
姿勢の特徴
スマホ型の方の姿勢の特徴は以下の4つになります。
1)頭を前に突き出す(ストレートネック)
ずっと下を向いていたり、PCの画面をずっと見続けるなどで、頭が背骨より前に位置しやすく首の骨がまっすぐなストレートネックになっている場合が多いです。
2)丸背
突き出した頭のバランスを取るように背中を丸くします。
みぞおちを中心に覆いかぶさるように丸くなっており肋骨が硬くなり、呼吸が浅くなりやすいです。
3)下腹を押し出す
丸くなった背骨を支えるように腰から下腹を押し出すような骨盤の角度になり、これが下っ腹をポッコリさせます。
4)垂れたお尻
骨盤の角度が後ろに傾きお尻の筋肉に力が入りづらく、垂れ下がったようになっています。
改善法
スマホ型の場合は、みぞおちを覆うように身体を丸めるので、肋骨が硬くなっていることが多く、背筋が伸ばしづらくなっています。肋骨部分を緩めて骨盤を支えやすいようにお尻の筋肉を鍛えるようにしましょう。
自宅ケア
ご自宅でできるケアは、硬くなっている肋骨部分を緩めることとスクワットなどでお尻や足周りの筋肉を鍛えて骨盤を安定させることがおススメです。
肋骨部分を緩める
その1でもご紹介したボールをつなげたようなものをみぞおちの後ろの辺りに置いてゆっくりと背筋を伸ばすように圧をかけてあげれば肋骨が開きやすくなります。
ストレッチポールを横向きに置いても代用できますよ。
ストレッチポールはかなり大きくなりますので、反りすぎて腰を痛めないように注意してください。
どちらの場合も、ゆっくりと息を吸って肺を広げるように伸びると効果的です。
みぞおちの後ろ辺りには、背骨部分でしかつながっていない肋骨があって、無理に強く圧をかけすぎると折れてしまうこともあります。あまり勢いよくグイグイと強く押さえすぎないように注意してください。
スクワットをする
スクワットをする場合は、椅子に深く腰かけるようなイメージで骨盤を前方に傾けて太ももの後ろが伸びるのを意識しながらやってみましょう。
スクワットをする時に股関節から動かずに、腰が丸くなって骨盤が後傾していると逆効果になりますので、注意してくださいね。
ジムでケア
ジムでは、パーソナルトレーニングやピラティスがおススメです。
パーソナルトレーニングでは、背中にある姿勢を制御する筋肉を活性化させ、股関節や骨盤周りの筋肉を鍛えて背骨と骨盤を安定させます。
ピラティスでは、背骨や肋骨を動かして背骨の動きを出やすくしたり、骨盤のコントロールを覚えて骨盤の角度を安定させます。
この姿勢では、お腹を引っ込めようと普通の腹筋運動をすると猫背を誘発してかえってポッコリしてしまいますよ。
女性がお悩みの「垂れたお尻」も一緒になっていることが多いので、気になっている方はジムで身体の変化を感じてみてはいかがですか。