足を組んでしまうという人は気をつけて
- 健康・予防
- 2021/12/16
- 2021/12/16
座っているといつの間にか足を組んでしまったり、足を組まないとなんだかお尻の座りが悪くて気持ちが悪いという人、意外に多いかもしれません。
在宅ワークが多くなるとリビングやダイニングなどのあまり仕事に向いていない椅子に長時間座っているなんてことも増えているために、足を組むようになったという人もいるのではないでしょうか。
今日は、足を組むことにまつわるお話です。
足を組んでしまう理由
足を組んでしまうのは、実は心理的な理由からというお話もありますね。
自分を大きく見せたり、逆に警戒心から組んでしまうということもあるそうです。
最初はそうかも知れませんが、足を組むことが日常的になってくるとそれは違う原因が関わってきているかもしれません。
お尻の座りが悪いなどで気がつくと足を組んでしまうという人は、実は背骨や骨盤の歪んでいる可能性があるんです。
骨盤は通常前後左右が均等で、坐骨が椅子に対して直角な状態で座っているのが正しい状態です。
しかし、長時間座るように設計されていない座面の硬い椅子や、ソファーなどの座面が沈み込むような椅子は適切な状態で座り続けるのが難しいために、座っている内に姿勢が崩れて、背もたれに寄りかかったり、肘掛けに体重をかけたりするようになります。
そうすると、骨盤や背骨が前後左右に傾いて一部の筋肉だけで支えるようになり、腰回りや骨盤周りで筋肉のバランスが変わってきます。
筋肉のバランスが崩れてくると骨盤や背骨がうまく支えられずに、バランスを取ろうとして足を組んだりするようになるのです。
さらに、すでに骨盤や背骨のバランスが崩れてしまっていると無意識に安定させようと足を組むことが日常になり、どんどんバランスが崩れていきます。
こうやって、アンバランスを足を組むことで解消するというマイナスのループに陥ってしまわうわけです。
まずは予防しましょう。
まだ無意識に足を組んでいないと言う方は、しっかり予防しましょう。
座る環境を整えよう
在宅ワークなどで長時間座って作業をする場合は、椅子を変えたり骨盤の負担を軽減するようなクッションを置くなどして、座る環境を整えるようにしましょう。
正しい座り方を意識しても筋力が弱かったり、椅子によってはすぐに疲れてしまったりするので、長時間持続するのは大変です。
なので、座り方をサポートしてくれるような環境に変えてしまいましょう。
椅子はかなり高価な買い物になってしまうのでクッションかおすすめです。
ただ、安価なものだとあまり意味はないので、しっかりサポートしてくれるタイプのものを選んでくださいね。
できれば実際に試して購入することをオススメしますよ。
身体を適度に動かそう
座る環境を整えたとしても、長時間同じ姿勢でいるとやはり身体は固まったり疲れやすくなります。
なので、1時間に1回など決めて立ち上がって背伸びや屈伸運動などをして身体の血行を促したり、少し散歩するなど身体を動かしましょう。
座り続けているとエコノミー症候群になってしまうこともあるので気をつけてくださいね。
酷くなる前に改善をしよう
足を組んでしまうことがすでに日常になっている方は、もっと酷くなる前にしっかり改善していきましょう。
ストレッチでバランスを整えよう
骨盤や背骨が傾いてしまっているのは、筋肉のアンバランスが主な原因なので、筋肉のバランスをしっかり整えましょう。
ネジレが生じやすいのは、腰、お尻、股関節周り、腹筋などになります。
左右に伸びたり、身体を捻ったりして硬くなっている部分があればしっかりとストレッチして整えてくださいね。
筋肉を動かそう
アンバランスな状態が続いていると筋肉が弱くなっていたいるすこともあります。
スクワットなど下半身の運動をして筋肉を動かすことも効果的ですよ。
特に、座る時にお尻が自然に前にズレていってしまうという方は、股関節を曲げるための腸腰筋が弱くなってしまっている可能性があります。
スクワットの時に、股関節をしっかり曲げるように意識して行うと良いですよ。
まとめ
足を組むことは身体のネジレのサインなので、放置せずにしっかりと予防や改善をしてくださいね。
酷くなると血行不良や、浮腫、下半身太りの原因になってしまうこともありますよ。