【素朴な疑問】うまくあぐらをかけないのなぜ?
- 素朴な疑問
- 2021/12/26
- 2024/09/21
筋肉の硬さが原因の場合
骨盤の後傾と筋肉の硬さ
あぐらをかく際には股関節が曲がって開いた状態になります。
このとき骨盤が立っていれば問題ありませんが、骨盤が後傾してしまうと、あぐらの姿勢が不安定になり身体が後ろに倒れてしまう原因になります。
骨盤が後傾する場合は、お尻や太ももの裏側の筋肉が関係しています。
椅子にの背もたれに寄りかかる習慣がある方は、お尻や太ももの筋肉の動きが悪く日頃から骨盤が後傾しやすいので、背もたれがないと身体を支えることが難しくなってしまいます。
内ももが張る
また、内ももが張ってしまうという人は、脚を閉じる筋肉である内転筋の硬さが原因の可能性があります。
内転筋が硬いと股関節が開きにくくなるために、踵を股関節に近づけるほど骨盤が引っ張られて後傾し同時に膝を内側に引っ張るので膝が外側に倒れない原因になってしまいます。
筋肉が硬くなっていることで後傾したり膝が持ちがる場合は、お尻や内ももの筋肉をストレッチすることで改善しますよ。
お尻や内ももの筋肉を柔軟に保つことがポイントです。
筋肉の使い方が原因の場合
大腰筋の使い方と役割
あぐらがかけない原因の一つに、筋肉の使い方の誤りもあります。
股関節を曲げる際に重要な役割を果たすのが大腰筋です。
画像のように、大腰筋は太ももと背骨を繋いでいる筋肉で、股関節を曲げて脚を前に振り出したり、背骨を支える役割があります。
しかし、ハイヒールなどによるつま先重心や反り腰などにより脚の前の筋肉を過度に緊張させやすいと大腰筋の動きが悪くなるため、股関節を曲げるために大腰筋ではなく太ももの筋肉を使うクセがついてしまいます。
筋肉の使い方の見直し
この動きのクセがあぐらの時にも出てしまうため、大腰筋ではなく太ももの前や横の筋肉を使って股関節を曲げて締めようとするため、太ももなどに力が入り膝が外に開かなくなってしまうんです。
サイトなどにアップされているストレッチなどをしてもあまり硬い感じがしないのに、あぐらになると急に筋肉が硬いなと感じる場合は筋肉がそもそも硬いのではなく、筋肉の使い方が間違っていることで筋肉に力が入って硬くなってしまっているんです。
身体の動きを変えて正しい筋肉の使い方を覚えることが大切です。
まとめ
あぐらがかけない原因としては、筋肉の硬さだけではなく使い方の問題も考えられます。
筋肉が硬いことだけにフォーカスするのではなく、筋肉の使い方も見直すことが大切ですよ。正しい筋肉の使い方を意識することであぐらの姿勢が安定し、無理なく座れるようになりますよ。
また、無理に姿勢を取ろうとすると怪我の原因になることもあるので、気をつけてくださいね。
自分の身体の動きの癖を理解し、原因を見極めることで、より快適にあぐらをかけるようになるはずです。