整えればトレーニング効果がアップします
- トレーニング
- 2022/04/28
- 2022/04/28
トレーニングを頑張っているのに疲れる部位が狙っている場所と違ったり、そもそも動きがぎこちないなんてことないですか。
せっかくトレーニングしているのでしっかり効果を出したいですよね。
今回は、身体を整えることとトレーニングについてです。
ネジれた身体は効率が悪い
背中の筋肉を鍛えようとラットプルマシンを使うけれど、先に腕が疲れてきてしまう。
二の腕を引き締めようとダンベル運動をしているけれど、なんだか肩の方が頑張っている気がする。
このような経験はないですか。
筋力に合わないウェイトを使ってしまうと確かにこのように代償動作によって別の場所の筋肉が頑張ってしまうことがあります。
しかし、適切なウェイトでもこのような代償動作が起きてしまうんです。
それは、全身の動きにはある程度繋がりがあるからなんです。
ラットプルマシンでウェイトを引こうとする場合、股関節の動きが悪いと背骨をうまく反ることができません。
そうすると胸を張りにくくなり、身体の前にバーを落とすような形で引くというより押し下げるような動作が強くなり腕や肩に力がかかりやすくなります。
背骨を反らそうと無理に腰の筋肉を使ってしまい腰が痛くなったりすることもあります。
股関節がキチンと使えていないだけで、ウェイトの負荷は本来使いたい背中ではなく腕や肩、腰などの他の筋肉と協働してしまいます。
背中の筋肉を使っていればもっと重いウェイトを挙げることもできる場合もあるため、背中の筋肉に十分な負荷がかからずに、発達しにくいなんてことも起きてしまうわけです。
日常生活やスポーツでも問題に
このようなネジれは、日常の歩いたり座ったりの動作や、スポーツでも問題になります。
座っている時にすぐに姿勢が崩れてしまう、靴の減り方が左右で違ったりやけにかかと部分だけが減ってしまう等の場合は、ネジれが起きている可能性がありますよ。
また、ゴルフをしていると後半で疲れてしまって猫背になってしまう。手打ちや手投げになりやすく体幹をうまく使えない場合は、身体の連携ができていない可能性があります。
一時的に筋肉で無理やりコントロールしても、一部の筋肉だけに負荷が集中すれば必然的に疲労しやすくなります。
時間が経つにつれて疲れて態勢が保てなくなったり、ゴルフ腰痛にように身体を痛めてしまいかねません。
ネジれかどうかを気にしてみよう
ネジれが厄介なのは、ネジれていること自体に気がつきにくいということです。
身体は、代償動作である程度の動作をこなしてしまいます。
全くできないならばどこかが悪いかもしれないと思うかも知れませんが、できるのであればそこまで気にしないですよね。
でも、代償を起こしているので、本来使うべき筋肉や関節ではないところを使っています。
本来とは別の部分なので、出せる力が小さかったり安定しなかったりという問題が起こってくるわけです。
筋力がないとか体幹が使えていないと言われているのは、意外にこのように身体が整っていないことが原因の場合が多くあります。
しっかり身体を整えるて本来使うべき筋肉や関節を動かすことで、本来持っている力を最大限に出せたり身体を安定させ身体をよりうまくコントロールできるようになりますよ。
ただ、ネジれてしまっている状態では、筋肉の連携や関節の動きなどをご自身で修正するのはかなり難しいので、ネジれているのかもと思った時は専門家に相談することをオススメします。
まとめ
人の身体は、色々な外的要因でネジれやすくなっているものです。
トレーニングでもスポーツでも、なぜかうまくいかない、あまり効果が感じられないという場合は、身体のネジれも疑ってみてくださいね。