習慣を変えよう
- トレーニング
- 2021/11/18
- 2021/11/18
痩せたいのに、ついついお菓子を食べてしまう。
筋肉をつけたいのに、ジムが続かない。
そんな悩みを抱えている人は多いですよね。
頑張ろうとしても3日坊主で終わってしまうとやっぱりダメなのかなって落ち込んじゃったりしませんか?
実は、精神力だけでは習慣を変えることは難しいんです。
では、習慣をどんな風に変えていけば良いのでしょうか。
今回は、習慣を変える方法についてお話していきます。
習慣ってなんだろう?
習慣と言うとどんなものを思い浮かべますか?
早起きやジョギングなどの健康的な習慣もあれば、夜ふかしや喫煙などの身体にはちょっと負荷が掛かりそうなものもありますよね。
では、そもそも習慣とはなんなのでしょうか。
習慣は、あるきっかけに対して行う行為です。
朝起きて、布団を整えて、歯を磨いて、顔を洗ってと毎日何気なく行っているこのような一連の行為。
これらは起きて”布団が乱れている”とか、”口をスッキリしたい”などのきっかけに対して行われます。
ただ、必ずしもすべての人が同じような行為にはならないですよね。
例えば、起きても布団はそのままだったり、歯を磨かないという人もいます。
同じきっかけがあっても必ずしも同じ行為を行うとは限りません。
きっかけに対して、どのような行為を行うかはその人の習慣に依存しているんです。
判断をすることはとても大変
朝起きて布団を整える人にとっては、それはごく当たり前のことなので布団を整えなければと考えることもなく身体が動いていますよね。
でも、布団を整える習慣のない人にとっては、それはとても面倒くさいことのなのです。
同じきっかけにおいて、習慣のない人にとってはそれはいちいち脳が考えなければならないことです。
脳は、1日に35,000回も判断しているという研究結果があります。
習慣のない人は、布団を整えることについて判断しなければいけません。つまり1回分をそこで使うことになるわけです。
ところが、習慣のある人はそこで判断をする必要はありません。朝起きたら布団を整えるが自動的に起こるからです。
スティーブ・ジョブズが、毎日服を選ぶ労力をなくすために同じ服を何着も持っていたというのは有名な話です。
ジョブズは、服を着るときにはこれを着るという習慣を作って判断の回数を減らしていたわけですね。
このように、判断する回数が増えると徐々に疲れてきてしまい”判断をする”こと自体が負担になってきます。
今日も頑張ろうと思っても、夜になるとついつい我慢できなくなるのは意思が弱いというよりも疲れていることが原因なのです。
習慣をどう身につけるか
では、習慣はどのように身につけていけば良いのでしょうか。
例えば、ダイエットをすると決めたとしましょう。
食べたいものを我慢しなければいけない、面倒くさい運動もしなければいけない。ああ、憂鬱。
なんて、思いませんか?
最初はちょっと頑張って頂く必要がありますが、自転車と一緒で動き始めれば次第に加速していきますよ。
では、いくつかの方法をご紹介していきます。
モデルを探す
1つ目は、モデルを探すです。
例えば、トップモデルさんみたいなかっこいい女性になりたいとしましょう。
そうしたらただ憧れるのではなくてその人のことを色々調べてみましょう。
今は、SNSもあるので色々な情報を知ることも出来ますし、有名な方なら書籍を出していたりもしますよね。
そして、ある程度調べたらその人になったつもりで判断をします。
何かのきっかけがあれば自分の判断ではなくて、「その人だったら、こんな時どうするだろう?」と考えて決めます。
その人が、毎日ピラティスのムーブメントをやっているんだとしたら、お風呂に入る前とか、食事の前とか毎日のどこかのきっかけにピラティスをやることを足していきます。
続けることが大変な習慣でも21日間毎日継続すると習慣として定着します。そうなれば、いちいち考えなくてもピラティスをやらないと気持ち悪くなってきます。
今日ぐらい良いよねとか流されそうになったら、あの人ならどうするかなとお手本を置いておくだけで判断に迷う可能性が下がっていきますよ。
きっかけを取り除く
2つ目は、悪い習慣を遠ざける方法です。
コンビニの前を通るとついつい必要ないのに買ってしまう。ケーキ屋さんの前を通ると我慢できずに入ってしまう。
などなど、あるきっかけが習慣を呼び出して我慢しているのに買ってしまうなんてことありますよね。
そんな時は、そのきっかけを取り除きましょう。
帰り道にどうしてもコンビニがあるのであれば、コンビニのないルートを探してコンビニの前を通らなくする。
ケーキ屋さんのショーケースに誘惑されてしまうのであれば、わかっている道は通らないなどです。
そんなことでと思うかもしれませんが、
ケーキ屋さんの前に来た→ケーキを食べたい
という行為にひも付きます。
そうすると、我慢するという選択が発生してしまいます。
どうしても食べたいからわざわざケーキを買いに行くという判断は、ダイエットしているから起きにくいですよね。
でも、ケーキ屋さんがすぐそこにあるし、1つぐらい大丈夫だよね?という判断は起こりやすいのです。
自分が判断をしなくていも良いようにきっかけを取り除くという方法は意外と役に立ちますよ。
また、目につくところに食べ物があるとついつい食べてしまいがちです。我慢する必要があるものは、目につかない場所に保管しておくだけでも効果がありますよ。
きっかけと行為を変える
最後は、きっかけと行為の関係性を変えるです。
例えば、仕事でストレスが溜まってくるとついつい甘いものを食べてしまうというのはよく聞きます。
これは、ストレスに対して甘いものを食べることで緩和できるという関係性が成り立っているために一つの習慣になってしまっています。
この関係性が強いうちは、「ダイエット中だから我慢する」という判断で更にストレスがかかり甘いものを食べてしまうしまうという結果になりやすくなります。
なので、ストレスに対して別の緩和方法に関係性を変えてしまうわけです。
例えば、カラオケに行って思いっきり歌って発散するとか、ウォーキングで汗をかくなどだと運動習慣も一緒に作ることができますね。
関係性を変えるためには、気持ち良いという結果に結びつく行為が必要になります。
なので、ご褒美マッサージとかそういうものでも構いません。とにかく、食べる以外の行為と紐付けて食べてしまうという習慣を切り替えてしまうことが必要です。
上手にコントロールしてくださいね。
まとめ
ついついやってしまう行為や、やりたいけどなかなか出来ない行為をどのように変えていくのかを見てきました。
そんな単純なことでと思われるかもしれませんが、人は意外に単純な理由で動いているんです。
脳の判断する量を減らしていくことで上手にコントロールすることができます。
最初は小さなことでも、習慣化してくと次第に身体に変化が出始めます。
悪い習慣をやらなくなり、良い習慣が定着してくれば、あとは良い習慣をドンドン増やしていくだけです。
すぐに効果は出にくいですが、1年後、2年後と時間とともに大きな違いになりますので、少しずつ 少しずつが続けるコツですよ。