関節を意識してボディラインを整えよう
- トレーニング
- 2022/04/09
- 2022/04/09
身体を支えたり、力を入れたりして身体を動かす時、力が100%出ていないときがあります。
これは力がどこかで逃げてしまったからですが、それがボディラインが崩れる原因になっています。
今回は、関節とボディラインについてです。
関節は継ぎ目
一本の棒は力が一方から反対側までまっすぐ伝わりますよね。
でも、途中に継ぎ目があるとキチンとつながっていないと途中で力が継ぎ目から外側に逃げていってしまいます。
例えば、足の裏側で地面を蹴ったとするとその力が骨盤に伝わるためには、足首、膝、股関節という継ぎ目が途中にあります。
継ぎ目の数が多いほど力が逃げていってしまう可能性が高くなります。
といっても、高齢者に多い筋力低下型のO脚や、足首が極端にズレているなど関節に明らかにズレがあるという人はなかなか少ないですよね。
実は、関節の見た目ではまっすぐに見えていても、中の骨がねじれたりズレたりしていることが結構あるんですよ。
力が逃げると体型が崩れやすくなる
地面を蹴るという動作で足先を押して足首を伸ばそうとする時にふくらはぎの筋肉が内側と外側でバランスが悪かったり、踵の骨が倒れていたり、脛の骨が前後に動いていると力は膝に届きません。
このように、動かす筋肉と支えられている骨のバランスが継ぎ目から力を外側に逃してしまいます。
例えば、
- 脛の外側がパンパンに張ってツヤツヤしている
- 太ももの外側が大きく膨らんでる
- 膝の内側が膨らんで、脛が痩せている
- 骨盤の横が大きく張り出している
という方、意外に多いですよね。
これらは全部力がその部分で逃げているために起こっています。
つまり、逃げた力を支えようとしてその部分の筋肉が発達してしまっているのです。
また、これらは複合的に起こることが多くなります。
なぜなら、まっすぐ上がるはずの力がどこかで逃げてしまった場合、その逃げた関節から上は下からの力がないために不安定になるので、やはり傾いてしまうためです。
その傾きに合わせて支えるための筋肉が発達することになるので、アチコチで横に張り出してしまうことになります。
繋がりを改善しよう
骨格標本を見たことがありますよね。
骨格標本は、上から吊ったり下から支えたりして各骨同士がワイヤーで繋がれてぶら下がっています。
この標本からも分かる通り骨はそれ単体では、互いに繋がったり支え合ったりすることはできません。
では、骨を支えているのは何かというと靭帯と筋肉です。
ただ、靭帯は可動域の範囲外に骨が動かないようにしているだけなので、靭帯自体が骨をねじったりはできません。
そう、犯人は筋肉なんです。
それぞれの関節の動きに合わせて、筋肉が支えたり動かしたりします。
この時に、支える筋肉が動かしたり、動かす筋肉が支えるなど別の仕事をしてしまったり、力が抜けてしまうと関節は様々な方向に引っ張られます。
この本来の動きと異なったり力を発揮できていないのが原因なので、それらの筋肉の動きを元に戻して関わる骨のズレを修正することが必要になります。
例えば、ふくらはぎのバランスが崩れて、足首が真っすぐ伸びないと言う場合は、ふくらはぎの動きを整えて足首の動きを修正するという具合です。
これは、人によって本当に様々に引っ張り合っているので、ご自分で修正するのは難しいと思います。
トレーナーや整体師さんに相談してみてくださいね。
まとめ
繋がりが悪いと体型の崩れだけでなく、姿勢の崩れや歩き方にも影響します。
思い当たる人は是非修正してみてくださいね。