運動習慣は途切れさせないことが大切
- 健康・予防
- 2021/11/20
- 2021/11/20
「明日から、頑張って運動しよう!」という決意を一体何回繰り返しているかな?
そんな風に感じたことはないですか。
友達がダイエットに成功した、素敵な服を見つけた、最近体重計に乗るのが怖いなどなど、運動をしようと思うきっかけは、色々あって「さて、頑張るぞ!」と思ったのは良いけれど、やっぱり続かなかったなんて経験ありますよね。
では、運動を続けるにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、続けるための習慣づくりのお話です。
モチベーションは瞬間風速が最大
何かをきっかけに頑張って運動しようと思った瞬間に、運動に対するモチベーションは最大になります。
そして、残念ながら時間とともに下がってきます。
そのため、最初のモチベーションだけで運動を続けるのはとても大変なことなのです。
最初のやる気が、2日経ち、3日経ちすると下がってきて段々気持ちがノッてこないというのは多くの人が感じることで、決してあなたの意志の力が弱いわけではありませんよ。
最初の計画はできるだけミニマムに
さらに、最初でつまづきやすいもう一つの原因が最もモチベーションが高いタイミングでやることを決めてしまうことです。
毎日1時間歩こうとか、毎日腕立て伏せと腹筋を50回やるとか普段の自分では考えられないような量をやろうしていませんか。
確かに、ただ運動しようではなく、何をするかを決めてスケジュールを立てることはとてもいいことなのですが、普段と違うことをしようとすると身体は抵抗します。
3日もするとモチベーションは下がってしまい、今日は仕事で疲れたし「お休みしよう」となってきてしまうわけです。
いつもと違う習慣を行う場合、よほどストイックに頑張れる人でないといつもと同じことをやろうと選択します。
運動するより、テレビやネットを見るほうが楽だし楽しいと思っているからです。
このように最初から普段とは違った大きな計画を立てると必ずと言っていいほど”自分からの抵抗”にあって挫折してしまいます。
最初は、運動する習慣をつけることが大切なので、お風呂の前にスクワットを10回とか続けられそうなものを選ぶようにしてくださいね。
最大の敵はアクシデント
運動を続けていく上で最大の敵はアクシデントです。
と言っても、そんなに大きなことではなくて、例えば残業してしまった。用事ができて帰りが遅くなってしまった。友達とご飯を食べに行って酔ってしまった。などなど、いつもと違う事が起きてしまったために、やる気になれずにお休みしてしまったなどです。
初期の段階で、このようなイレギュラーが起きてお休みをしてしまうと昨日もやらなかったし良いかなと元に戻ろうとする気持ちが強くなります。
これが頻繁に起きるとなし崩し的になって、運動をしない生活に逆戻りしてしまうのです。
マイナス意識の強化
逆戻りするだけであれば良いのですが、更に自分はやっぱり運動には向かないと
”運動から遠ざかる意識”
が強化されます。
結果、「運動をしよう」と思った時よりも”運動をすること”に対するハードルを高く感じるようになってしまいます。
運動をしなかった経験を繰り返すほどに、「運動すること」は自分には向いていない証拠になってしまい、思い込みが強化されていってしまいます。
とにかく続けることが大切
残念ながらアクシデントやイレギュラーは絶対に起きるものです。
そんな時は、スクワットを1回だけやってみましょう。とにかく”運動をする”のです。
運動というと20分やらないと効果がないとか、最低10回3セットはやらないいけないとか言われていますが、それは数ヶ月という期間の中でのお話です。
今日1日、スクワットが1回だけだとしても大きな影響はありません。
それなら休めば良いと思う方もいるかも知れません。
効果がないならわざわざやる必要はないと思いますよね。
でも、これは意識の上では効果があるんです。
今日は、イレギュラーがあったけれど”運動できた”、”継続できた”という意識の強化になります。
結果として
”運動することは簡単という意識”
が強化されるわけです。
運動できた経験は、繰り返すことで「運動すること」は自分でも続けられるという証拠になり、運動することのハードルを下げる効果があるのです。
休むなら計画的に
事前にわかっているのであれば、そもそも”運動を休む”という選択をしましょう。
イレギュラーで”やらない”のとそもそも休むと決めて”やらない”にもまた違いがあります。
元々休みならば、続けられなかったという意識に陥ることはありません。
しっかり休んで明日から頑張ろうという気持ちで新たに運動を頑張ればいいだけです。
ただし、計画的に休むのは運動の習慣がある程度出来てからにしましょう。
休んだことで、やっぱり運動しないでテレビやネットをやってるほうが楽でいいなと思ってしまうと元に戻る可能性がアップしてしまいますよ。
あくまでも、身体を休めて回復させるという意図で行ってくださいね。
まとめ
今回は、運動を続けていこうという内容でした。
今まで運動が続かなかった人は、
- ハードルを下げて簡単なことから始める
- アクシデントやイレギュラーがあったら1回でも1分でも良いからやる
- 計画的に取り組む
を意識してみてくださいね。
運動で汗を流すのが気持ちいいとか、身体に変化が出てきて楽しいと思い始めればそこからは、止める方が難しくなってきます。
そこまでは、一歩一歩着実にが大切ですよ!