あなたの身体のPotential(可能性)を引き出そう!
- トレーニング
- 2022/07/26
- 2022/07/26
「あの人はPotentialが高い」という言葉を聞いたことがないですか?
Potential(ポテンシャル)とは、潜在能力、可能性、素質、将来性のことで、あなたの身体に隠れていて顕在化していない能力のこと。
そして、多くの人の身体には隠れた可能性が秘められています。
骨格と見た目
肩幅や脚の長さなどはベースとなる骨格が関係しています。
例えば、一般的に女性に比べて男性のほうが肩幅が広いのは、鎖骨のカーブが男性の方がなだらかで長くなるので肩幅が広くなるわけです。
このように骨格がベースになって変わる見た目は、骨を削ったりするなどなかなか変えることは難しいといえます。
しかし、ほとんどの人が骨格ではない原因によって見た目が変わっています。
例えば、脚の長さ。
本来腰と呼ばれる部分は、骨盤の上のくびれの部分です。
そこから骨盤の横に緩やかなヒップのカーブがあって脚につながっていきます。
ところが、このヒップのカーブのトップが骨盤の横ではなく脚の付け根にあって、そこから下が脚という状態になっている人が多くいます。
お尻の位置が下がったように見えるので、脚が短く見えてしまうわけです。
これは、太ももの骨が骨盤にしっかりとはまっていないために大きく横にせり出したり、ネジレが起きることで筋肉や脂肪が付きやすい状態になっていることで起きます。
骨格ではなく筋肉や脂肪などが原因で見た目が変化してしまっているのです。
骨格に対して筋肉や脂肪は発達させたり減らしたりすることができるため、意図的に変化を加えることが可能です。
身体の動きが見た目を作る
見た目が筋肉などで変化するのは、筋肉を鍛えているからです。
でも、筋トレしたり運動したりしているわけではないのに太ももや骨盤周りが大きかったり硬いと感じる人はいるのではないでしょうか。
逆に、引き締めようと背中やお尻のトレーニングを頑張っているのにいまいち効果を感じないという人もいるのではないでしょうか。
これらは、日常の動作に原因があります。いわゆる”動きグセ”です。
立つ時につま先に乗っかるように体重をかけているとか、座る時にいつも背もたれにもたれかかったり、脚を組んだりしているなどの日常のクセです。
毎日1時間ジムに行って頑張ったとしても、日常座ったり立ったりしている動作のほうが多いわけですから、より多くの筋肉を使うのは日常ということになります。
そうすると、その”動きグセ”で使われる筋肉がドンドン発達していきます。
逆に、使われていない筋肉は萎縮して、身体の筋肉のバランスがドンドン崩れていきます。
身体の動きは筋肉で偏る
使われない筋肉は、脳との関係が弱くなっていくので日常でも使われにくくなっていきます。
人体の筋肉は本来全体のバランスで動いているので、ある筋肉を動かす時に補助的に動いたり、逆方向に引っ張って力を出しやすくしたりしています。
ところが、使われていない筋肉はこのような役割をしなくなってしまいます。
そうすると、骨格を動かす時に別の筋肉を使って動かすようになります。
これが、”代償動作”です。
代償動作は、本来の筋肉とは別の筋肉を使ってしまうため、疲労しやすかったり動きを制限されてしまうことがあります。
手を挙げる時、首をすくめたり肩が上がってしまうという場合は、代償動作が起きている場合があります。
このように身体全体の動きがチグハグになっていくと意図しないところの筋肉が発達したり、筋肉が落ちて脂肪が付きやすくなったりするわけです。
また、崩れたバランスは腰や首などの身体の一部に負荷を集中させてしまうため不調や怪我の原因になってしまいます。
トレーニングが逆効果に
筋肉が連動しないことで動きがチグハグになた状態でトレーニングをしても効果的に身体を鍛えることはできません。
背中のトレーニングをしているつもりが腕のトレーニングになってしまって、腕が太くなってしまったりします。
YoutubeやtwitterなどのSNSで筋トレ動画がいっぱいあがっていますが、やってるのに効果が出ないとか、かえって太くなってしまったというのは、この身体の連動ができていないためです。
身体の”動きグセ”はトレーニングなどでも発揮されてしまうため、同じ動きをやっているつもりでも動きが違ってしまっているわけです。
SNSの運動は確かに正しいのですが同じように動いているつもりでも、使っている筋肉や重心のかかっている部分は違ってしまっているので、同じ結果にならないばかりか関節に負荷がかかるような運動では怪我をするリスクもあるわけです。
まとめ
身体には、そもそも骨格というベースがあります。
その上にどのように筋肉をデザインして、どのような見た目にしていくかを考える時にはまず今の身体の現状を知ることが大切です。
あなたの身体が本来持っているPotentialをしっかり認識して、そこに近づけていくための身体の使い方を覚えて日常の”動きグセ”を改善してから、そのうえでトレーニングをすることで、Potentialを引き出すことができるのです。
まずは、自分の身体を知ることから始めてみませんか?