【素朴な疑問】なぜ鏡が置いてあるの

鏡のあるスタジオ

スポーツクラブでは、スタジオだけでなくジムエリアも鏡張りですよね。

ピラティスのスタジオなどでも全身が見える鏡が置いてあったりしますが、なぜあちこちに鏡があるのでしょうか。

もちろん、スタイルをチェックしたりするのにも使ったりしますが、トレーニング中などになくてはならないんですよ。

今回は、鏡のお話です。

認識と身体の動きには違いがある

タレントの武井壮さんが、テレビなどで思い通りに身体をコントロールする方法についてお話されているのを聞いたことないですか?

目をつぶって両手を肩の高さまで上げると思っていたよりも高かったり低かったりして、実際の身体の動きと頭の中の認識にズレがあるので、それをしっかり合うまで何回もトライしてみようというお話です。

このように、ご自分が頭の中に描いているイメージと実際に動いている身体に差があるということは、特別なことではありません。

むしろ、最初から身体がピッタリ合って動いているという人の方が珍しいんですよ。

では、それを修正するためにはどうするか。

そう、鏡で実際にイメージと身体の動きが合っているかを確認する必要があるんですね。

トレーニングの質を高めよう

イメージする腕の高さと実際に両手を上げて肩の高さに腕が来る感覚を鏡を見ながら何度も修正して、一致させる作業はとても地味ですがそうすることで身体をイメージする通りに動かすことができます。

例えば、スタジオでインストラクターに合わせて、両手を上げているときに思ったよりも開いているなとか、あまり上に上がっていないなと目で確かめることができますよね。

また、ジムでスクワットをしているときに思っていたよりもお尻が下がっていないなとか、鏡を使ってチェックをするクセとつけてみてください。

自分では頑張っているつもりでも疲れてくるとフォームが崩れたり、しっかりと身体を動かしきれなかったりします。

その状態で回数を重ねても効果は薄いので、一度休憩を入れて正しいフォームができるようになってからやることで、しっかり筋肉に刺激を入れることができますよ。

10回3セットは一つの目安ですが、フォームのコントロールができるならばもっと回数を増やしたり、重さを変えたりする指標になります。

そういう意味でも、身体のコントロールができているかどうかを眼でチェックすることは大切なんですよ。

身体の動きを把握する

鏡を見てトレーニングすることの効果を見てきましたが、それよりも大切なことがあります。

例えば、ゴルフやテニスのフォームを鏡で見ながらチェックしながら行うなどの場合、そもそも正しいフォームを知っておく必要がありますよね。

これは、スポーツだけでなくトレーニングも同じです。

正しい動きを把握しておくことで、動きのエラーを見つけることができます。

逆に正しい動きがわからないとどこが悪いのか、どう直せば良いのかがそもそもわからなくなります。

インターネットの普及で、動画や連続写真などプロアスリートの動きなどを簡単に探すことができますから、どんなふうに身体を動かしているのか、どこが違うのかなどを見ながら動くようにすると、身体のコントロールの感覚がわかってきますよ。

頭と身体の状態を一致させるためには、頭の中にしっかりとイメージを作ることが大切なんです!

まとめ

鏡を有効活用して、質の高いトレーニングを目指してくださいね!