【素朴な疑問】ヨガやピラティスで安定しない、うまくできない

ヨガレッスン

ヨガやピラティスなどでポーズやムーブメントをしようとしても安定しなかったり、うまくできないことってありますよね。

修正をしてもらってもなぜかそこにうまく力が入らなかったり、変に力が入ってしまって疲れたり、そんな経験ありませんか。

今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

使う筋肉を間違えている

脚をピンと伸ばそうとすると太ももの前がすぐに疲れてしまう。

つま先の方向を変えようとするとバランスを崩してしまう。

こんな経験をしている人は、筋肉を間違って使っている可能性があります。

例えば、ピラティスのシングルレッグストレッチ。

脚を伸ばすためには、大腰筋や内転筋などの筋肉をつかって体幹部と脚のつながりを感じながら脚を伸ばす必要があります。

しかし、脚を持ち上げようとして太ももの前の筋肉を収縮させて股関節を曲げて持ち上げてしまっている人がいます。

こうなると身体の繋がりではなく、太ももの前の筋肉が単独で足全体を持ち上げることになるので、筋力がないと支えられなくなり脚の角度が90度に近くなったり、身体が強張ってすぐに疲れてしまうなんてことになってしまいます。

また、上半身も腹筋で引き上げるので、顎が前に突き出るようになり首が痛くなってしまうという人も多いですね。

他にも、四股を踏むような態勢では大腰筋や殿筋群などを使って股関節を安定させますが、腰が引けて内もも部分で支えようとする人がいます。

こうなると上半身が前傾姿勢のままでしっかりと持ち上がらず、骨盤や背骨も立たないので手を挙げたりするとバランスが崩れてしまいます。

このように動かしたり安定させたりするための筋肉を間違って使ってしまっている場合、動きが制限されたり極端に疲れやすくなったりするわけです。

一度リセットしよう

もし、動きが上手くできない時は、そこからなんとかしようとしないで一旦リセットしましょう。

なぜなら、一度力が入ってしまうとそこから他の筋肉を使うように移行することはかなり難しいからです。

一旦全身の力を抜いてリセットしてから、再度一つずつ確認しながら動かすようにしていきましょう。

ヨガやピラティスでは、どうしても結果としてのポーズやムーブメントが存在してしまうので、ついつい自分の身体の一番動きやすい方法でその形に近づこうとします。

そうでなく、インストラクターの指示の通り”テーブルトップを作る”、”膝を伸ばす”など順番に動かすようにしてみましょう。

それらの動きは、段階的に動かすことで身体のコントロールができるように配慮されています。

だだなんとなくやるのではなくて、今はどの筋肉が動いているんだろう、今はどこに重心があるんだろうなど、身体を感じながら行ってみてください。

特に、どこか一箇所だけが頑張っている感じがするとか、身体が縮こまっている感じがするなら、それはすでにどこかでエラーが起きている証拠です。

面倒に感じるかも知れませんが、筋肉は順番にスイッチを入れてあげないと間違った筋肉のスイッチが入った段階で、ダメになる可能性が高くなりますよ。

まとめ

ついつい動きや形に意識が行ってしまいがちですが、目的は形や動きではなくてそれによって身体をコントロールすることです。

頑張りすぎないで、身体が気持ちよく感じられるように意識してみると良いかも知れませんね。