【素朴な疑問】ヨガで身体が痛くなった
- 素朴な疑問
- 2022/10/12
- 2022/10/12
いきなりジョギングしたり筋トレしたりすると翌日身体が痛くなってしまったという話はよく聞きますが、ヨガやピラティスなどの激しくない運動をしたのに身体が痛くなってしまった。
そんな経験はないでしょうか。
今回は、激しい運動をしていないのに痛みが出てしまうというお話です。
痛みの種類
まったく身体を動かしていない人がヨガやピラティスなどをやったことで、筋肉痛になってしまうということはあります。
足や腕を伸ばそうとすると痛いとか、筋肉に力が入ったときに痛みがあるなどの場合は筋肉痛の可能性が高いですよ。
筋肉痛であれば、身体の反応なので数日で痛みが消えて元の状態に戻るのであまり気にしないくても大丈夫です。
しかし、肩や股関節、膝などの関節部分に出ている場合はちょっと要注意です。
日常の動作のクセ
では、なぜそのような事が起こるのでしょうか。
ヨガやピラティスなどで行われてる動作をよく思い出してみて下さい。
日常生活の中では起こり得ない動作が多いことに気づきませんか?
例えば、この三角のポーズ
支点となる股関節から上半身を回旋させて大きく手を広げるポーズですが、前に傾いた上半身の重さを支えているのは体幹と股関節と両脚のバランスです。
日常の動作で一部の筋肉を強く使う癖がある人は、このような難しい動きをする時によく使う筋肉だけで無理やり動こうとしてしまいます。
そうすると関節が無理に引っ張っられたりネジレたりすることになります。
特にゆっくりと動く必要がある場合は、より筋肉の適切なコントロールが必要になるのですが、それがうまくできない場合が多いのです。
結果、必要以上に関節に負担がかかったりすることになります。
また、関節の柔軟性が高すぎる人も要注意です。
”柔軟性が高い”ことと”筋肉でコントロールできる”はセットでなければ、関節に大きな負担がかかります。
柔軟性が高すぎて筋肉でブレーキができないとそのまま関節に強い力がかかるためにやはり怪我の原因になります。
気をつけたいこと
身体を動かそうとしてヨガやピラティスなどを始める人はまずは、自分の身体を過信しないようにしましょう。
身体には動きのクセが有ることが多く、身体の動きが制限されている場合も多くあります。
インストラクターを見ているとついつい頑張ってしまいがちですが、まずは自分のできる範囲で動くことを心がけて下さい。
特にグループレッスンだと周りの人が目に入ってくるのでついつい無理をしてしまいがちです。
最初は、自分の身体が気持ちいいと感じる範囲の中で動いてみるようにして下さい。
また、詰まりや突っ張りなどを感じるのであれば無理をせずに、インストラクターに質問できる環境であれば、状況を説明して改善してもらいましょう。
ヨガブロックなどで補助をしてくれたり、他の器具などを使って身体の動きを改善したりと対応してもらえますよ。
まとめ
せっかく身体を動かそうとして始めたのに怪我をしたり痛みがでると続けにくくなりますよね。
無理をせずにゆっくり身体に向き合って、身体の動きを上手にコントロールできるようになることを目標にしてもらうと、様々な日常の変化が現れてきますよ。
焦らずに取り組んでくださいね。