お休みもトレーニングのうちです
- 健康・予防
- 2022/03/24
- 2022/03/24
トレーニングに慣れてくると段々身体にも変化が出てきて楽しくなってきますよね。
楽しくなっているうちは良いのですが、どんどんストイックになってしまう方もいます。
「過ぎたるは及ばざるが如し」のことわざのように、頑張り過ぎは怪我の原因にもなってしまいます。
今回は、身体を休めようというお話です。
身体作りの三要素
身体を作るために必要な3つの要素を聞いたことがありますか?
1つ目は、もちろん”トレーニング”ですね。
身体を動かしたり、ウェイトなどを持って筋肉を使うことで筋肉を大きくしたり、ボディラインを整えたりしますよね。
2つめは、”栄養”です。
せっかくトレーニングをしても、身体を作るためのタンパク質や、代謝などに必要なビタミン・ミネラルが足りないと筋肉が大きくなったりすることができなくなります。
そして、3つ目が今回お話する”休養”です。
トレーニングでは、身体に負荷をかけて身体が成長するための刺激を加えます。
刺激が入った筋肉は、細かい傷が付いたり科学的な刺激が入ることに反応して成長するのですが、その成長するタイミングはずばり睡眠中です。
睡眠の重要性
「寝る子は育つ」の言葉の通り、身体の成長には睡眠がとても重要な役割を果たします。
成長ホルモンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
成長ホルモンは名前の通り筋肉や骨など身体の成長を促すホルモンですが、身体の代謝に関係し細胞の修復などもにも関係しています。
また、脂肪を分解する効果もあると言われているスグレモノです。
この成長ホルモンですが、初期の深い眠りのときに多く分泌されるんですね。
寝不足は肌荒れの原因と言われるのは、成長ホルモンの分泌や身体の修復に影響が出るためです。
もちろん、筋肉や骨の成長にも影響が出るのでせっかくトレーニングをしても、疲労が回復せず筋肉も大きくなりにくいということになってしまいます。
また、睡眠時間だけでなく睡眠の質にも関係してきます。
夜遅くに脂っこい食事を食べると消化のために胃腸が活発に動くので眠ったとしても長い時間眠りが浅くなり、成長ホルモンが分泌される深い眠りが起きにくくなります。
成長ホルモンの分泌が遅れると身体の修復が開始されるまでに時間がかかるので、やはり修復時間が短くなってしまうということになるわけです。
しっかり寝たつもりでもなんだか疲れが取れないなんて時は、もしかすると睡眠前の食事が関係しているかもしれませんよ。
また、成長ホルモンの分泌にはメラトニンというホルモンが関係していることも知られています。
パソコンやスマホを寝る寸前まで見ているとずっと光を見ている状態になるので、メラトニンが抑制されてしまうので気をつけたいですね。
やり過ぎも逆効果
また、トレーニングを頑張りすぎてしまうのも困りものです。
オーバートレーニングと呼ばれ身体の回復が間に合わないまま、身体に負荷がかかってしまって慢性的な疲労状態になってしまいます。
最悪の場合は、怪我につながってしまうので注意が必要です。
特に、極端なダイエットで食事制限をして栄養をしっかり取らず、過度のトレーニングをしたりすると身体は修復することが困難になります。
寝不足も加わるとトリプルパンチな状態になりますので、絶対に止めてくださいね。
テレビなどでモデルさんたちのハードなトレーニング風景などを見せていますが、きちんとトレーナーが付いていて管理をしているからできています。
特に、テレビなどメディアでは全体の中でインパクトのある部分だけが切り取られている場合がほとんどです。
そこだけを見て真似をするのは絶対に止めましょう。
まとめ
休んでばかりも困りますが、休まないのもかえって身体を壊してしまいます。
休みもトレーニングのうちだと思って、しっかり休養、しっかり栄養とセットでトレーニングを頑張ってくださいね!