そのO脚、膝の後ろはまっすぐ伸びていますか?
- 健康・予防
- 2022/04/06
- 2022/04/06
内旋型のO脚の人は、膝の後ろがきちんと伸びていないことが多くあります。
今回は、膝の後ろを正しく伸ばすです。
膝周りの筋肉
膝は、様々な筋肉によって動いています。
例えば、膝を伸ばすときには太ももの前の大腿四頭筋が収縮します。
反対に膝を曲げるときには、ハムストリングや腓腹筋などの脚の後ろ側にある筋肉が収縮します。
また、膝裏には膝窩筋と呼ばれる骨の動きをコントロールする筋肉があります。
膝の前後の筋肉は、それぞれがバランスを取るようにして膝の動きを助け合っています。
階段を降りるときには膝が曲がって身体が安定しますが、これは大腿四頭筋が急激に膝が曲がらないようにコントロールしています。
なので、脚の筋力が低下すると体重を支えられずに膝が急激に曲がってしまうので、階段を降りる時のほうが怖く感じてしまうわけです。
膝のねじれを起こすハムストリング
膝を伸ばすときには、大腿四頭筋が働きますがこの時にハムストリングは伸ばされる形になります。
このハムストリングが実は膝のねじれに関係しています。
ハムストリングは、骨盤の坐骨から脛の骨の脛骨と腓骨にそれぞれ分かれるような形で付いています。
通常は、内側と外側の筋肉は同時に伸び縮みするのですが、内巻き型のO脚の人は内側だけが強く働きやすくなっています。
そうすると内側の部分だけが強くなり、外側の部分が緩んだような形になります。
このアンバランスが膝を伸ばすときにも関係して、膝を伸ばそうとすると内側よりも外側の方がより伸びやすくなります。
内側が引っ張られて外側が緩むので、脛骨のほうがより強く引っ張られて膝が内側にねじれたような形になるわけです。
筋肉は使われるほど強くなっていくので、膝の曲げ伸ばしの際にどんどんねじれが強くなっていきます。
更に、膝窩筋も膝が伸びる際に伸びやすいように内側に引く筋肉なので、同時に強くなっていきます。
内旋型のO脚で反張膝になっている人は、この2つの筋肉がガチガチになっていることがほとんどです。
固くなってしまっているので、そこから膝をコントロールしようとすると足首や足裏を傾けて調整するため、土踏まず浮いたり、足首が外に倒れたような立ち方をするようになります。
改善方法
筋肉のバランスが崩れることでねじれいている場合は、2つの筋肉を緩めることが膝の曲げ伸ばしがスムーズになります。
膝裏の内側の脛骨部分と膝裏の凹んでいるところを少しマッサージしましょう。
この時に膝を伸ばしていると筋肉がピンと張ってしまい筋肉に強い負担がかかってしまうため、膝を曲げた状態で行うようにしてくださいね。
まとめ
内旋型のO脚の方は、ぜひ膝裏をチェックしてみてください。
内側の筋肉だけが発達して盛り上がっている場合は、要チェックです。
膝の痛みなどにも発展する場合がありますので、しっかり緩めてあげてくださいね。