つま先で踏んでみよう
- 健康・予防
- 2022/05/17
- 2022/05/17
つま先部分は地面をつかんだり、蹴ったりするのに重要な場所ですが、浮き指などで力が入らなくなっている方が多くいます。
つま先が動いていない場合、足底部分やふくらはぎの筋肉もうまく使えなくなっていることも。
今回は、つま先でしっかり地面を踏むお話です。
足部の構造
足の構造を知っていますか。
足首より前の部分には、実に26個もの骨が存在しています。
よく健康のために足の指でのジャンケンなどが取り上げられますが、図からもわかるようにちょうど手のひらと同じような構造をしています。
なので、柔軟に動くような構造になっているのですが、体重を支えるという役割上、あまり動かすことがないためもっと足の筋肉を動かすという意図もあるんですね。
つま先で踏む
一般的につま先と呼ばている部分は、MP関節よりも前の部分になります。
MP関節より前の足の指の骨の部分が地面を押している状態が”つま先で踏んでいる状態”です。
では、実際に床に足に置いてつま先で地面を押してみてください。
足の指が少し丸まってつま先部分以外が少し浮かんだり、足底部やふくらはぎの筋肉が連動してい動いているのが感じられればつま先で地面を踏めています。
しかし、逆に指の付け根で踏んで肝心のつま先が浮かんでいたり、足の甲が内側や外側に倒れるようであれば、地面をうまく踏めていません。
外反母趾、浮き指、足の裏が大きく発達した扁平足(スポーツでの発達は除く)、ハイアーチなど足のお悩みがある人の多くはつま先にうまく使えていないことがほとんどです。
足底部やふくらはぎの筋肉がうまく使えていない事が多く、足底部の筋肉が張っていたり脛やふくらはぎの見栄えが悪くなる人も多くいます。
このような人がタオルギャザーなどの足部の筋肉を鍛えるような動きをやっても、つま先の部分だけをチョコチョコ動かして、本来の足底部の筋肉を使うことができないのであまり効果がありません。
なぜなら、本来使いたい筋肉がつかえていないためです。
足部がうまく使えていないと足の骨がギュッと詰まったような状態で固まっています。
特にショパール関節からリフスラン関節までの部分が詰まってたり、足首の部分の骨がズレていると足の裏がうまく動かなくなります。
まずは、足をほぐすところから始めてください。
足首に近い部分もいくつもの骨で構成されているのでかなり動きがあります。
なので。足首を回すだけでなく両手でもって上下などに動かしてみてください。
お風呂などで温めてから動かしてあげるのもいいですよ。
動きが出るようになってから、足でグーパーを繰り返してみてください。
足の裏やふくらはぎの筋肉がしっかりと動くのを感じながら行ってみてくださいね。
うまく、グーパーができるようになったら、改めてつま先で地面を押してみましょう。
イメージは、地面を握る感じでしょうか。
うまく押せたら最後に立ち上がって同じようにつま先で踏むようにすると脚の感覚が変わります。
まとめ
無意識で行っている歩くという動作でも脚の筋肉の使い方が大きく関わっています。
脚にお悩みがあるとなかなかうまくいかないことが多いので、焦らず地道にトライしてくださいね。