顔周りのお悩みの原因かも?実は多才な「舌」のお話

あっかんべ~をする赤ちゃん

顔のたるみや二重あごが、舌の筋力の低下が関係しているって知ってましたか?

舌というと、味を感じたり、飲み込みを補助したり、発音の時に動かしたりと食べたり話たりする時に使われるイメージですよね。

しかし、口蓋という口の周りの形成をしたり、頭部を支えたりと実は意外にも縁の下の力持ち的な役割もしているんです。

そのため、舌が安定していないと顔の形が崩れたり、たるみや、肩こりの原因にもなってしまうことも。
こんな小さな器官なのに、顔や首をしっかり支えているってたくましいですね。

今回は、そんな「舌」のお話です。

舌の機能が低下するとどうなるの?

縁の下の力持ちである舌の機能が低下してしまうとどんな事が起こるのでしょうか。

  • 喉が狭くなって呼吸がしにくくなる
  • 顔の形が歪む
  • 顔やアゴ周りがたるむ
  • 首や肩がこる
  • 代謝が下がる

舌の機能が低下しただけで呼吸だけでなく、顔などの容姿が変化したり、代謝が落ちて肥満の原因にもなってしまいます。

たかが舌で?とびっくりしてしまいますよね。少し舌に興味を持っていただけたのではないでしょうか。

状態をチェックしてみましょう

では、あなたの舌の状態はどうでしょうか?

以下の3つのチェックポイントでチェックしてみてください。

  1. 口呼吸をしていませんか?
    鼻が詰まったり、緊張した呼吸をしていると口で呼吸をする癖がつきます。
    口を開いてしまうために、顎が下がって舌が本来の位置から外れてしまいます。
    ※鼻炎などで鼻詰まりを起こしている方は、耳鼻科などで相談することをオススメします。

  2. 舌に歯形がついていませんか?
    舌にヘリにギザギザした歯型が付いている人は、
    舌を上顎ではなく、歯に押し付けているので歯形がついてしまいます。

  3. 口を閉じた時に舌はどこに付いていますか。
    理想的な形は、舌先が上顎について下から支えている感じになっていること。
    歯を押していたり、どこにもついていない場合は、舌の根元が下がり喉を狭くしてしまっています。

さて、現在のあなたの舌の状態はいかがでしたか?

しっかり舌の筋力があって問題なければ良いのですが、もし口呼吸や舌が上顎に付いていなかったという方

安心してください。

舌の筋肉は、他の筋肉同様に鍛えることができます。

舌の筋肉を鍛えて筋力アップすることで下の状態を改善することができますよ。

舌の筋力トレーニング

では、舌の筋力アップトレーニングをご紹介しますね。

あ~い~運動

最初に「あ~」と声を出しながら口を大きく開けます
喉の奥から声を出すようにしてみましょう。
色々な音階の「あ~」を出すと喉の奥で舌がしっかり動いているのを感じられますよ。

次に、「い~」と声を出しながら口を横に大きく開きます。
頬の筋肉で口角をしっかり横に引いて、首の周りの筋肉の収縮も感じてみてください。
首周りの引き締め効果も期待できますよ。

あっかんべ~

舌を思い切り下に下げるようにしてあっかんべ~をしてみましょう。
2,3回でいいのでしっかりと舌の根元から引っ張り出すように動かしてみてください。

舌ワイパー

口を閉じたまま舌先を上顎の窪み部分にくっつける。
窪んでいる部分を前後に10回ほどワイパーのように動かしましょう。

舌の改善効果

舌の筋力が改善すると舌が本来の位置にくるので、根本が引きがって気道が広がることで呼吸が改善されます。
しっかりと引き上がっていれば睡眠時の呼吸にも効果がでてきますよ。

また、頭を支える力がアップするので首や肩周りの筋肉の負担が軽減されます。
あ~い~運動は、首周りの筋肉もしっかり動かせるので顔や首周りのたるみ解消にも効果があります。

私も睡眠時にちょっと呼吸が浅かったのですが、舌を意識するようになってから眠りの質が変わったように感じます。

どこでもできる簡単なトレーニングなので、気がついた時にやってみてくださね。