酉の市に行ってきました

熊手

いつもスタジオ菴をご利用いただきありがとうございます。

おかげさまで、今年も無事に酉の市に行かせていただきました。

これもひとえに皆様のご愛顧のおかげです。

今日は、酉の市のちょっと粋なお話をお届けします。

11月の風物詩

毎年、この時期にはお世話になっている花園神社さんのお店からおハガキをいただきます。

ああ、もう年末も間近なんだなと思いつに今年も行ってきました。

コロナのため、屋台などは最小限でしたが、去年は全く出ていなかったので少しづつ日常が戻ってきているのだなぁとちょっと嬉しい変化を感じられました。

ただ、屋台が出ていないにも関わらず神社の境内は参拝の人たちでごった返していました。

去年は神社に入るのに並ばなかったので、今年は神社の前に長い行列ができていて入るまでに10分ぐらいかかりました。

今年はたくさんの方が来年の福を祈りに来ていたのかもしれないですね。

江戸の粋

ところで酉の市では値切りは当然って知ってましたか?

縁起物を値切るなんてと思いますが、酉の市では値切りは当たり前でそれも楽しみの一つとなっていますよね。

値切ってから、差分をご祝儀として払って旦那気分を味わうというのが一般的なようですが、私はちょっと違うお話を聞いたことがあるので、少しお話しますね。

これは、人から聞いた話なので真偽の程は定かではありませんが、「江戸の粋」を感じられるお話なのでそれも良いねえぐらいで聞いてくださいね。

そもそも酉の市では、自分で熊手を買ってはいけないというお話を聞いたことがあるかもしれません。

元々は、商店や飲食などのお店の人とお得意さんが一緒に酉の市に出かけていって、お得意さんがそのお店の熊手を買うのが普通だったからだそうです。

酉の市についたらお得意さんが熊手を買うために、熊手の露天商さんと値切り合戦を始める。

ここがお得意さんの腕の見せどころ。

「火事と喧嘩は江戸の華」というぐらいですから、たぶん、このやり取りもまた”粋”だったんでしょうね。

大きな熊手を値切ってお店の人にプレゼント、ホクホク顔のお得意さんのついぞ知らぬところでお店の人が露天商の人にそっと差分をご祝儀として払うことで、

”お得意さんは買い物を楽しみ”

”お店の人は高価な熊手を買ってもらってお得意さんの機嫌もよく”

”露天商さんは喜んでもらってマイナスなし”

と三方良しとなったというお話です。

なんだか、ちょっと”粋”なお話ではないですか?

作り話かもしれませんが、そういう”粋”が江戸にはありますよね。

まとめ

今回は、雑学のお話でした。

身体のことは作り話というわけにはいきませんが、こういうお話もたまには良いですよね。

また1年みなさまの健康をサポートできるように頑張ります!