未来の地図を持とう!
- トレーニング
- 2021/11/23
- 2021/11/23
未来の地図は持っていますか?
え?未来の地図って何かですか?それは将来の夢だったり希望だったり、自分がたどり着きたい場所への地図です。
と言っても、実際の場所という意味ではないですよ。
未来の自分へのロードマップです。地図を持つことでやるべきことが見えてきて、目的が明確になります。
今日は、そんなお話です。
船頭多くして船山に登る
「船頭多くして船山に登る」
聞いたことありませんか?
船頭が多すぎると行く先が決まらずに意に反した方向に進んでしまうという諺ですね。
ネットの上では、トレーニングやダイエットに関する様々な情報が反乱しています。
書籍も次から次に新しい情報が発信されて、いったいどれぐらいのダイエット法が現れて消えていったのでしょうか。
このように溢れかえった情報から、あれも良いな、これも良いなと片っ端からつまみ食い的に試してみたりしていませんか?
もしくは、その逆もあります。
ある研究で、7種類のジャムを売った時と24種類のジャムを売った時の購買行動を調べたところ、7種類のジャムの方が多く売れました。
人間は選択肢が多すぎると思考が停止してしまい、購入することを止めてしまうというのです。
つまり、食事法もトレーニング内容もあまりにも多すぎて何をやっていいのかわからないから、手がつけられないのです。
だから、「食べない」とか「これだけ食べていればOK」というあまり考える必要のないダイエットを身体には悪いと思いながらも選んでしまうのではないでしょうか。
選択肢が多すぎることは、他にも色々なことを考えなければならない情報過多の現代人には負担が多すぎて、かえってダイエットやトレーニングができない理由になってしまっているのです。
地図を作ろう
そもそも、なぜ混乱してしまうのかと言うとそれは「痩せる」という言葉に対する選択肢があまりに多すぎるからなんです。
食事もあれば、トレーニングもある、エステもあるし、スポーツでも良い。自分の好きなことをすればいいよと言われても、よくわからないですよね。
そんな時に、未来の自分への地図を作ってみることをオススメします。
では、未来の地図作りの天才をご紹介しましょう。
花嫁さんは未来の地図作りの天才
今までトレーニングを指導した中で、ダントツに効果が出ているのは結婚を控えた女性でした。
人生の大舞台、結婚式でウエディングドレスを着たキレイな自分を思い描く。
もちろん、期限が決まっていますから、それまで頑張るというモチベーションが高いのはもちろんですが、その他にも理由があります。
それは、自分がやるべきことがわかっているということです。
例えば、背中の開いたドレスを着るので、背中をきれいに魅せたい。
今、試着しているドレスは、ウエストをあともう少し引き締める必要がある。
二の腕が見えるので、二の腕を引き締めておきたい。
こうやって見ると、どの部分をどれぐらいとか、どんな風にっていうイメージがしっかり出来てますよね。
そして、背中や二の腕のトレーニングをする。ウエストを引き締めるために有酸素運動をする。などなど、具体的なトレーニングの内容も見えてきます。
当日にげっそりした顔は見せられませんから、食べないダイエットなどは選択には入らないですよね。
痩せる部分、引き締める部分などなど、時間と相談してトレーニングにするのかエステにするのか、なんて判断もできますよ。
こんな風に明確なイメージがあるとイメージに向けて何を選択するべきなのかが明確に見えてくるわけです。
この明確なイメージこそ「未来の自分への地図」なのです。
船頭を見つけよう
しかし、突然地図を作ろうと言われてもちょっと戸惑いますよね。
痩せたいとは思うけれど、どんな自分なのかイメージがつかない。そんな時には、船頭を見つけましょう。
つまり、あなたをイメージに導いてくれる先導者ですね。
ここで、気をつけてほしいのは自分からかけ離れた人を選ばないことです。
例えば、ビヨンセに憧れていたとしても、ビヨンセと同じような生活は無理ですよね。そもそも人種が違うと筋肉の量も違います。他にも、日常で生活が違いすぎる人は参考になりにくいです。
では、どんな人が良いかと言うと自分になるべく年代や生活が近くて、自分がイメージした体型に近い人が良いでしょう。
もしくは、そういう人を多く指導しているトレーナーなども良いですね。
自分に近い人ならば、生活の中でその人の効果があったことを実践するハードルが低くなります。
小さなことからコツコツと
先導者を見つけたら、まずは一番できそうなことを真似してみましょう。
その人の全部ではなくて、何か1つでいいのでその人の真似をするのです。
お風呂の前にストレッチをしているなら、同じストレッチをしてみましょう。
早寝早起きを心がけているというなら、早寝早起きを実践してみましょう。
いきなり全部をやろうとすると生活が変わりすぎてしまって、すぐに息切れして止めてしまいやすくなります。
ですから、できる限り簡単な1つで良いのです。
その1つが生活に定着してきたら、次の1つを加えていきます。
そして、また1つと徐々に増やしていきましょう。
どこかで変化が感じられれば、そこからはドンドン変化を楽しめるようになってきます。
そこまでくれば、後は変化を楽しみながら継続していくだけです。
注意したいのは、途中でやっぱりこっちの人のやり方が良いかなとか、あっちの人の方が効果がありそうとか目移りしないことです。
そのためにも、最初にしっかり目標にできる先導者を見つけるようにしましょう。
まとめ
今回は、未来の自分のイメージをしっかり持って、やるべきことを取捨選択するというお話でした。
情報過多の現代だからこそ、しっかり自分のイメージを持つことはとても重要ですよ。
変化を楽しめるようになるまでのひと踏ん張り。
最初はちょっと大変かもしれませんが、小さいことからで良いので、まずは続けることを優先しましょう!