歩き方で変わる身体の動きとボディライン
- トレーニング
- 2022/01/28
- 2024/10/05
歩き方一つで、あなたの身体の動きやボディラインに大きな影響があることをご存知ですか?
トレーニングだけでなく、日常の「立つ」「歩く」「走る」といった動作が、筋肉の発達や姿勢に深く関わってきます。
今回は「歩き方」に焦点を当てて、その違いが身体にどんなふうに影響するのかをお伝えしますね。
あなたの歩き方はどこから始まっていますか?
歩くとき、意識的に「どこから歩いているか」を考えたことはありますか?
移動の基点がどこにあるかで、使う筋肉や力の方向が変わってしまいます。
この違いが、太ももやお尻、腰などのボディラインに大きく影響します。
あなたはAタイプ?Bタイプ?
下のイラスト見てくてください。
Aタイプの歩き方とは?
Aタイプの歩き方は、行進のように太ももを持ち上げて後ろの脚の膝を基点にし、太ももで脚を前に押し出す歩き方です。この歩き方では、身体が少し前傾して股関節が常に緊張していることが多いため脚が上がりにくく歩幅も小さくペンギンのようにペタペタ歩く感じになります。ヒールの高い靴をよく履く人でふくらはぎの筋肉がうまく使えないとこのAタイプの傾向が強いです。
この歩き方では、太ももの前の筋肉が常に緊張して働いていており、また力の伝わり方が悪いので疲れやすく、ふくらはぎの動きも悪いので浮腫みやすくなります。さらに、お尻や腿裏の筋肉がほとんど使われないため、のっぺりとしたお尻や反り腰を引き起こす原因にもなります。
Bタイプの歩き方とは?
一方、Bタイプの歩き方は、お尻から爪先にかけて脚の裏側全体で地面を押すので、太ももの裏側やお尻、ふくらはぎの筋肉がしっかり働きます。
この力が骨盤から背骨に伝わり、腰から身体全体を押し出すような動きになります。
お尻や太ももの裏側の筋肉がしっかり使われるので、ヒップアップ効果があり太ももの前が必要以上に発達しないので、引き締まった脚のラインが形成されます。
正しい歩き方で変わる身体
反り腰や太ももの前、脛の張りが気になる方は、まず自分の歩き方をチェックしてみてください。
思ってる以上に太ももの前に力が入ってしまっていたり、脛の部分を使っているかもしれないですよ。
特に、サンダルなどかかとのない靴を履いたりすると、爪先に引っ掛けるように持ち上げて歩く癖がつきやすく、結果的に脚を持ち上げるAタイプの歩行スタイルになりがちです。
正しい歩き方をするためには、靴紐のあるスニーカーやサンダルなどでもストラップの付いた適切な靴を選ぶことも重要です。
歩き方を変える練習法
正しい歩き方を練習するためのウォーキングをしてみましょう。
みぞおちに手を当てて、そこから脚を前に振り出すイメージで脚を前に出したら、後ろの脚でしっかり地面を押して身体ごと前に進みましょう。膝を大きく持ち上げずにスキップのように振り出してみてください。前に進む時にお尻や太ももの裏側、ふくらはぎの筋肉が働いている感覚を掴んでみましょう。
最初は難しいかもしれませんがこれを毎日の動作に取り入れることで、脚やお尻の筋トレをするよりも効果的に身体のラインを整えることができます。
まとめ
正しい歩き方を意識することで、日常の動きが変わってきます。
最初はぎこちなく感じるかもしれませんが、少しずつ改善することで、脚の形や腰のラインが変わります。まずは自分の歩き方の見直しから始めてみましょう。
毎日の積み重ねが、健康的で美しいボディラインを作り出す鍵です。