歩くを意識してみたことはありますか?
- トレーニング
- 2022/04/02
- 2022/04/02
歩いている時に、腰が上下したり少し回転したりしていることないですか。
女性だとスカートのジッパーがいつの間にかズレていたりなんて経験ありますよね。
今回は、歩く動作についてです。
歩く動作
普段何気なく行っている”歩く”という動きですが、意識してみたことはありますか?
一昔前にデューク更家さんのウォーキングなどが流行りましたが、そもそも歩くってなんでしょうか。
歩く動作は、必ずどちらかの脚が地面に設置していて左右の脚が交互に前に運ばれます。
この連続で身体を前に運んでいくわけなので、股関節から下が連続的に動いている状態になります。
連続的に動いているということは、同じ動きをやり続けることになるわけですから、歩くほどに同じ筋肉が使われることになります。
体幹部を安定させて、お尻からハムストリングにかけてしっかりと使って歩いてれば良いのですが、エラーが起きていると間違った筋肉が発達していく原因になります。
よくあるエラー動作
歩く時によくあるエラー動作は
- 行進のように膝を持ち上げる
- お尻が左右や片側だけに振れる
- ハイヒールなどを履いていると歩幅が極端に狭くなってしまう
です。
では、これらのエラーが起きるとどうなるかを見ていきましょう。
骨盤後傾型
行進するように膝を持ち上げるタイプの人は、身体より前方に膝を持ち上げるために重心が後ろ側に残りやすく骨盤が後傾しやすい状態になっています。
このため、お尻やハムストリングなどの背面の筋肉が使われにくく、身体を前に出すために膝を強く伸ばして身体を起こそうとするため、太ももの前に強く力がかかりやすくなります。
また、骨盤が後傾していると腹筋などの体幹部の筋肉も使われにくいので、お腹の上に肋骨がどっかり乗っかって腰に負担がかかり、腰痛を引き起こす場合もあります。
骨盤不安定型
お尻を振りながら歩くという動作は、膝や股関節の動きが悪い場合に起こりやすい動きです。
通常、歩くときにはどちらかの膝が曲がって前方に出てくるのですが、膝や股関節をロックしていしまうと脚を持ち上げるために骨盤ごと引き上げたり、軸を左右にズラすことで上げようとします。
そうすると腰や脇腹などの骨盤を引き上げる筋肉が多く使われるために骨盤が左右揺れたようになります。
特に足の筋力が弱かったりうまく使えない状態でハイヒールなどを履いていると、身体を安定させるために太ももの前の筋肉を突っ張るため、骨盤が前傾し股関節がロックされてしまっています。
他にも、内巻き型O脚などで骨盤が前傾しやすいタイプの人も同じような歩き方をします。
太ももの前が大きく発達していたり、反り腰になってる人は不安定になっている場合が多いですよ。
正しい歩行
歩くときには、前に運ばれている脚よりもむしろ後ろで蹴り出す脚を意識してみるようにしてください。
片方の膝を持ち上げて、そのまま立っている方の脚で身体を前に倒すようにして、身体が倒れる途中で上げている脚を前に着地します。
着地したら、後ろの脚で押してあげて前の脚に体重を完全に移動してみましょう。
慣れてきたら、脚を前に出しながら後ろの脚で地面を押すようにして前に前に進んでいきます。
この連続が歩行になります。
前に押して体重が移動するまでは後ろの脚側に体重が残っており、後ろの脚をしっかりと伸ばすことで体重を前の脚に乗せるようにすると感覚がわかりますよ。
まとめ
なんとなくやっている歩くという動作ですが、日常で最も多く使う動作なのでエラーが体型にそのまま反映されます。
一度鏡を見ながらエラー動作になっていないか気にしてみてくださいね。